転職に必要なスキルとは何でしょうか。
まず、転職には、履歴書と職務経歴書が必要となりますから、そこに何が書き込めるだろうかと考える必要があります。まず、客観的な資格等を取得していれば、それを書き込むことができます。それから、仕事を通じて獲得したスキルがあれば、それを書き込むこともできます。
そして、職務経歴と客観的な資格取得実績をうまくリンクさせて、自分なりのストーリーを構築できるようになっていれば申し分ないでしょう。このように、自分の能力を整理しておく一方で、世の中の需要というものも考慮しておかなければなりません。つまり、まだ若いうちは、それほど経験もスキルもないと言えますが、企業側の需要には高いものがあります。一方、年齢を重ねれば、経験と能力は蓄積されていきますが、企業側の需要はかなり低くなってしまいます。ですから、本気で転職を考えているのであれば、多少まだ経験不足であるとしても、若いうちに勝負をかけたほうがよいと言えるでしょう。
また、今の一流企業が30年後もそのままであるという保証はないですから、一流企業に入れたとしても、能力を磨き続け、いざという時のために資金を貯めておいたほうがよいでしょう。労働の自由化と言うと聞こえは良いのですが、実際に起こってきたのは、給料の高い正規労働者の減少と、給料の安い非正規労働者の増加ですから、自分の身を守るためにも、能力開発が必要なのです。
